2004年12月05日
台風27号(NANMADOL)は、南西諸島(沖縄)に接近した今年15個目の台風として記録を更新した後、 温帯低気圧に変わっていったん消滅しました。しかしその後、台風の残骸を吸収した温帯低気圧が日本付近で発達し、日本全国で強風が吹き荒れました。最大瞬間風速は、東京で40.2m/sと観測史上最も強い風を記録し、千葉でも47.8m/sと台風並み(以上?)の強風となりました。また強風で運ばれてきた暖気により、東京では12月としては観測史上最高の24.8度を記録しています。
2004年12月03日
複数の台風による災害の続発により、フィリピンの水害に関する情報が錯綜気味になっています。各種ウェブサイト上の記事を斜め読みした範囲では、最初の二つの台風、台風25号および台風26号による死者・行方不明者が150人以上、今週初めに襲った熱帯低気圧Winnieによる死者・行方不明者が1000人近く、そして今回の台風27号による死者・行方不明者が30人ほどというのが現在判明している状況のようです。ただ、この数字はメディアによって異なり、しかも時間とともに増加しているため、確定的なことはまだ言えない状況でしょう。
台風27号(NANMADOL)はフィリピンを通過して南シナ海に出ましたが、上陸前に比べて勢力はかなり衰えました。今後は台湾に接近し、先島諸島付近で温帯低気圧に変わりそうです。
2004年12月02日
死者・行方不明者600人に達するともいわれるフィリピンの水害ですが、フィリピンのアロヨ大統領は、違法な森林伐採が水害の原因であると述べています。これは以前から指摘され続けてきた問題ではありますが、今回の水害を契機に環境問題への取り組みが変化を見せるでしょうか?
台風27号(NANMADOL)はほとんど衰えることなく、被災地を直撃しそうな状況です。中止付近の雲は非常にぶ厚く大きいため、降水量もかなり多くなることが予想されます。
2004年12月01日
台風27号(NANMADOL)は中心付近にしっかりした分厚い雲を伴った本格的な台風に発達してきました。このままのコースで進んでいけば、突如として風水害が続発しているフィリピンにとっては、また新たな災難となりそうです。
2004年11月30日
台風27号(NANMADOL)はヤップ島付近を通過し、今後はフィリピンに接近するとの予報が出ています。フィリピンはこのところ 台風25号と 台風26号の
上陸が連続しており、今週初めにはこれらとは別の(台風ではない)熱帯低気圧( フィリピン名Winnie)による洪水と土砂崩れで、350人以上の死者・行方不明者が生じています。今回の台風はこれらの台風よりも強く発達してきています。
2004年11月29日
台風27号(NANMADOL)がカロリン諸島で発生しました。今後はヤップ島近辺に進みながら発達を続けると予想されています。ヤップ島は昨年の台風21号および今年の台風1号が連続して接近し、大きな被害を引き起こしていますが、今回の台風もかなり近くを通る可能性があります。
なお台風の発生は本日の日本時間9時ですが、あいにくこの時点のデータを取り損ねましたので、台風の発生日時および寿命が正しく表示されていません。この点につきましては後日に修正いたします。
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