2008年05月12日 21:00 JST
台風2号(RAMMASUN)は北緯20度付近で急速に衰え始め、現在は雲の形もかなり崩れてきました。これから明日の朝にかけて伊豆諸島は南部を中心に台風の直撃を受け、北部も暴風域に入る可能性があります。八丈島などはすでに強風域に入っており、雨もすでにかなり降っているようです(参考: アメラス / アメラスGoogle Maps版)。
2008年05月10日 18:45 JST
台風2号(RAMMASUN)は発生当初から雲の形のバランスがよく、継続的に発達を続けています。勢力のピークに達するまでにあと1日程度は発達を続けるとの予報が出ています。以下には15JSTの可視画像を示しますが、中心には眼がはっきりと見え、その周囲の雲が雄大に渦を巻いている様子がわかります。
なお上の画像を観測した15JST時点での米軍合同台風警報センター(JTWC)による勢力の推定値は、最大風速125ノット(64m/s)、最大瞬間風速150ノット(77m/s)となっており、ミャンマーに巨大な災害を引き起こしたサイクロン・ナルギスのピーク勢力を既に上回っています。また上記の画像とサイクロン・ナルギスの画像とは同じスケールですが、サイクロン・ナルギスに比べると今回の台風の方が大きいことがわかります。
このようにサイクロン・ナルギスを上回る勢力の台風はそれほど珍しくはなく、大きさの面でもサイクロン・ナルギスは決して「大きい」わけではない。ただしそれはあくまで、人里離れた海上にある台風と上陸したサイクロンの勢力比較である、ということは忘れてはいけません。もしこれほどの勢力の台風が上陸すれば、たとえ日本でも大規模な被害は避けられないでしょう。
2008年05月08日 08:00 JST
台風2号(RAMMASUN)がミンダナオ島の東で発生しました。今後はフィリピン沖を北上しつつ、発達を続けるという予報が出ています。
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