2008年11月17日 21:30 JST
台風ニュース・ウェブログを開始したのは、台風200226号(PONGSONA)です。ふと気付いてみると、この台風記事からアジア名(140個の名前)の二巡目に入りました。このウェブログ執筆活動(?)も、途中からはとりあえずアジア名一巡をクリアすることが目標になってましたので、ひとまず目標達成です。アジア名は140個ありますので、毎年平均27個の台風が発生しても一巡に5年以上かかることは最初からわかっていました。しかもこの期間、台風発生数はおおむね平年を下回っていましたので、結局一巡まで約6年を要することになりました。
台風200226号(PONGSONA)のページを見てもわかるように、この当時のページは現在と内容が多少違います。このページが生まれたのは、台風200226号によってグアムに大きな被害が発生したというニュースが契機でした。ところが、当時の「デジタル台風」ウェブサイトには最新画像(情報)を表示する機能がなかったので、このニュースを取り上げることができません。なら、グアムに関係する衛星画像と各種情報をまとめた独立ページを作ろう、として生まれたのが台風ニュース・ウェブログの原型となるページです(当時は「ニュース・ヘッドライン」という名称だった)。
その直後に発生したサイクロンZOEの災害に対しても、同様に独立ページを作成して情報をまとめました。その自然な延長として、台風ごとに記事を作成する試みが台風200301号から実質的にスタートしたわけです。初期の記事では何を書くべきかも手探りでしたが、2003年の中頃には徐々にアイデアが固まってきました。そして方向性が固まったのは台風200314号と言えるでしょう。宮古島での大規模被害を受けてインターネットでは現地発も含めて多くのサイトが立ち上がりました。私の役割はそれらにリンクを張りつつ、自分で独自に得られる情報(衛星画像等)を提示すること、また自分でネットを調べた情報を迅速にまとめることではないかと考えました。
一方でこの時期は、ウェブログ(当時は「ブログ」よりも「ウェブログ」が一般的だったような?)が流行し始めた時期でもあります。私の中ではこのページをブログの一種として捉える意識が徐々に強まってきました。実際、このページをウェブログと改称すべきかどうか、ウェブログの定義をあちこちのページで調べながら検討しました。2003年の秋に採用した「台風ニュース・ログ」という中途半端な名称には、まだウェブログと名乗るべきかどうかに関する迷いが感じられますが、2003年冬には最終的に現在の名称である「台風ニュース・ウェブログ」という名称に落ち着きました。さらに台風200404号(CONSON)からはトラックバックも受け付けるようになり、さらにウェブログらしさ(?)を備えたページに発展しました。
台風が発生するたびに、記事は一つずつ増えていきました。2004年は日本に台風が10個も上陸して、ブログ執筆も大変忙しい年となりました。また、2006年にはハリケーン名を名乗った台風200612号(IOKE)が台風エリアに進入し、アジア名の一巡を1個遅らせました。結局は本記事の前までに、140個(アジア名)+1個(ハリケーン名)の台風記事を書いたことになります。また実際にはいくつかオーストラリア周辺のサイクロンなども追いかけましたので、合計の記事数としては147本(毎年のまとめ記事5本を除く)、本記事は晴れて148本目の台風記事となったわけです。
こうしてアジア名一巡という節目を過ぎたわけですが、このウェブログは一人の目で見続けた台風記事として少しは意味もあると思いますので、今後しばらくは続けていこうと思っています。
なお台風のアジア名PONGSONAは、グアムでの甚大な被害を考慮して2005年の台風委員会をもって引退しました(参照:Typhoon Pongsona)。このため今回でアジア名が一巡したにもかかわらず、今回の台風の名前はNOULで、前回の名前とは異なっています。
2008年11月16日 21:15 JST
台風21号(NOUL)が南シナ海で発生しました。予報としてはあまり発達しませんが、ベトナム南部やタイ南部に影響が出るかもしれません。
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