台風4号(DIANMU)は昨日17時頃に秋田市付近に上陸（気象庁全般台風情報）したあと、秋田県と岩手県を通過して太平洋側に抜けて、温帯低気圧となりました。全国から大雨と強風による被害が報告されていますが、それほど大規模な被害は発生しなかったようです。

台風4号(DIANMU)は昨日、済州島をかすめて韓国・全羅南道の高興半島南端に上陸し、韓国では大雨により死者5名などの被害がありました。その後台風は、隠岐島沖を経て現在は能登半島沖の日本海を進んでいます。台風から南側に延びる雲の影響で西日本各地で短時間の大雨（レーダー画像）が降っていますが、それ以上に北海道南部では、前線の影響もあって昨日から記録的な大雨が続いています。今後北海道には台風本体の雲が接近しますので、さらに雨量が増える可能性があります。

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台風4号(DIANMU)は韓国・済州島に接近しつつあります。この台風は東シナ海を北上中に少し強まり、今朝から暴風域も生まれましたが、その暴風域が現在済州島にかかりつつあります。長崎県の五島列島なども強風域に入っており、長崎県では全般的に最大風速も強まってきているようです。これから台風は対馬付近を通過して日本海に入るとの予報が出ており、九州北部や中国地方などが暴風域に入る可能性もあるようです。

台風4号(DIANMU)は宮古島のすぐ東を通過して久米島の西側へと進みつつあります。最大風速は強くはありませんが、強風域が大きいようで、沖縄本島もすでに強風域に入っています（Google Maps経路情報）。広い範囲に強風（そして高波や高潮）の影響が及びそうです。またレーダー画像を見ると、やはり台風の雲は南東側に偏っているようで、大雨についてはむしろ台風の通過後に警戒が必要になりそうです。

台風4号(DIANMU)が宮古島の南で発生しました。数日前から沖縄南方では雲塊がいくつも湧いていましたが、それらの中心は不明確でした。しかし昨日になって宮古島の南方が中心として発達を始め、夜になって台風となりました。ただしこのように雲が南方に偏った台風は、これまでの例を見てもなかなか発達しにくいように思いますが、今回はどうでしょうか。とはいえ、どうなるにせよ、沖縄を中心に高潮や大雨に対しては十分な警戒が必要です。Google Maps経路情報を見ると、すでに宮古島は強風域に入っているようです。