台風14号(FENGSHEN)は発達しながら日本の南を進み、明日の未明にも伊豆諸島南部の八丈島よりさらに南方を通過する見込みです。奄美の南方という比較的高緯度で発生した台風ですが、それなりにしっかりとした渦に成長しています。伊豆諸島南部では強い風雨に警戒が必要です。

台風14号(FENGSHEN)が奄美大島の南で発生しました。今朝に南大東島で最大瞬間風速25m/sを記録するなど、沖縄と奄美では強風となっています。今後は伊豆諸島を中心に影響が強まりそうです。 なお、ハリケーンから台風になった台風13号を除くと、一つ前の台風12号が発生したのは7月30日ですので、1ヶ月以上ぶりの台風発生ということになります。台風発生月で検索で8月を対象に検索してみると、台風シーズン真っ盛りの8月に台風が発生しなかった年はなく、最も少ない年（1979年や1980年）でも2個は発生していることを考えると、今年は1951年以来初の異例の展開と言ってもよいでしょう。このため、シーズン当初は平均を大きく上回る早い発生ペースだったものが、現在では平年を下回る発生ペースとなっています。