台風13号（MALOU）は現在トカラ列島付近にありますが、台風としての雲の形状は不規則であり、むしろ台湾から東日本にまでのびる大きな雲の列の中に台風が紛れ込んでいるといった感じになっています。また風向きマップを見ても、台風の中心で風速が大きいというよりは台風の南側で風速が大きくなっていますが、これは南側にある高気圧との気圧差が大きくなっているためでしょう。 このように不規則な形状の台風の場合は、中心を追跡すること自体にあまり意味がなく、暖かく湿った空気が流れ込んでいるという大局的な状況に注目してください。台風の中心から離れた群馬県で記録的短時間大雨情報が出るなど、全体的に大雨が発生しやすい気象状況となっています。最新の雨雲レーダー情報などを活用して、大雨の状況を注視して下さい。

台風13号（MALOU）が宮古島の北北西で発生しました。現在は宮古島地方が強風域に入っており、今後は沖縄、奄美から伊豆諸島、東日本方面へと進む予報となっています。