台風200813号 (SINLAKU) 台風の名前 = シンラコウ (SINLAKU) : 伝説上の神 [ミクロネシア]

2008年09月19日 18:00 JST

台風13号(SINLAKU)は種子島付近を通過した後、九州から四国・本州の南岸を進んでいます。この台風は風よりも雨が中心の台風で、未だに強い雨雲を伴っており、スピードが遅いために各地に大雨を降らせています。アメダスイベント検出によると、鹿児島県や宮崎県、三重県で大雨となっており、尾鷲では24時間に700mmを越える降水量を記録しています。今後も強い雨雲は東に進み、本州の太平洋側から伊豆諸島を中心に大雨となりそうです。

2008年09月18日 00:00 JST

台風13号(SINLAKU)は西側の雲が欠けすぎてバランスを崩したためか、当初の予想ほど再発達することはありませんでしたが、ここに来て勢力が徐々に復活しつつあります。暴風域も復活しました。中心から南に延びる雨雲によって南西諸島では各地で大雨となっており、どちらかというと水不足を解消する恵みの雨になったかもしれません。

2008年09月15日 23:00 JST

台風13号(SINLAKU)は、台湾を離れた後に東シナ海で向きを東に変え、日本に向かってまるでUターンするような経路を取りつつあります。今後、沖縄から九州にかけて、台風の影響を受けることになりそうです。 この段階での焦点は、この台風はどこまで再発達するのか、という点にあります。先島諸島では強かった台風も、台湾に上陸した後はかなり勢力を弱めました。しかし衛星画像などでも、徐々に勢力を盛り返しつつあるように見えます。台湾に上陸した影響で中心の西側の雲がかなり欠けてしまっていますが、もともと強かった東側の雲はまだ残っており、南側にも新たに雲が発生してきました。この台風がどこまで復活するのかで、今後の影響の程度が変わってきます。 台風の復活に関しては、太平洋上で一周するという前代未聞の経路を描いた、台風200318号が好例を提供しています。最初は強く発達した台風も、条件の悪い場所に差し掛かっていったん衰えました。ところが約1週間後に、偶然にもかつて強かった場所に戻ってきて再発達を始め、結局は初回の勢力をほぼ回復してしまったのです。このように、いったん衰えた台風が条件の好転によって復活するという例に今回もあてはまるのか、注意しておく必要があります。

2008年09月14日 22:00 JST

台風13号(SINLAKU)は台湾に上陸後、台湾北部を横断して台湾海峡へと抜けました。死者は1名報告されており、洪水や強風により社会にも大きく影響が広がったようです。台風の停滞で2日ほど暴風域に入っていた与那国島もようやく暴風域を抜けましたが、24時間降水量769.5mmを記録し、アメダス観測史上歴代11位の記録となりました。今後は進行方向を西から北、さらに東に変えるとの予報となっていますが、当初の予報よりも転向が遅れているような感じです。

2008年09月13日 21:15 JST

台風13号(SINLAKU)の影響により、本日9月13日の与那国島は歴史的な豪雨となっています。午後8時の段階でまとめると、1976年以来の全国アメダス観測データを対象として、6時間降水量最大403mmは歴代11位、12時間降水量最大614mmは歴代6位、24時間降水量最大760mmは歴代12位の記録という水準に達しています。現在は小康状態のようですが、明日の朝まで台風はほとんど現在地に停滞するという予報のため、さらに大雨が続く可能性があります。(注:アメダスデータの更新は、その後データ提供元の都合により一時的に停止しています。)

2008年09月13日 15:30 JST

台風13号(SINLAKU)は八重山諸島付近で相変わらずゆっくりした動きを続けています。台風は相変わらず北西に進んでいるため、このままだと台湾には上陸せず、台湾をかすめて東シナ海で東に向きを転じる可能性も出てきました。下に示す雲画像では、中心の東側に、盛り上がるような非常に活発な雨雲が見えますが、レーダー・降水ナウキャスト:宮古・八重山地方の画像を見ると与那国島はこの雲の真下に入っているため、猛烈な風雨が続いています。与那国島のアメダスを確認すると、9/12の20時からもう1日近く、30m/s以上の最大風速が連続していることがわかります。

2008年09月13日 10:15 JST

台風13号(SINLAKU)は先島諸島付近で停滞気味で、西に進んだり北西に進んだりとジグザグな動きを続けながら、現在は与那国島から50kmほどの地点にあります(Google Earth版)。先島諸島では天気が大荒れとなっており、強風については与那国島では最大風速43m/s、最大瞬間風速62.8m/sを記録、また石垣島(川平)では24時間降水量が600mmを越えました(観測史上1位)。すでに台湾東岸も暴風域に入っていますが、台湾に上陸するかはどうかは台風の微妙な動きに左右されそうです。

2008年09月12日 21:00 JST

台風13号(SINLAKU)は先島諸島南方で西に向きを転じました。Google Earth版で確認してみると、午後6時に台風の中心は波照間島の南方50km程度の位置にあり、波照間島は台風の眼の壁雲と眼の中のちょうど境界付近にあるようです。一方、石垣島や西表島には台風本体の雲がかかっており、非常に激しい風雨となっています(アメラスアメラスGoogle Maps版イベント検出参照)。ただし与那国島では、台風の最接近はまだこれからです。 気象庁は今回の台風の予報に関して、台風が西に向きを転じるという予報を的中させました。ただしこの台風は動きが遅く予報が難しいため、台湾に接近した後に上陸するのか、またその後どこへ進むのか、まだ気の抜けない予報が続きそうです。

2008年09月10日 21:30 JST

台風13号(SINLAKU)は先島諸島南方で発達を続けています。本日の衛星画像では台風の眼がだいぶ明瞭になってきました。今後も発達を続けながら北上するという予報となっており、先島諸島は間もなく強風域に入りそうです。

2008年09月09日 19:00 JST

台風13号(SINLAKU)はフィリピンの東海上を北に進んでいますが、雲は発生当初からバランスよく中心付近を取り巻いており、周囲の海水温も十分に高いため、今後もどんどん発達を続けていく可能性があります。中心付近には雲のない領域がありますが、まだ眼と言えるほどにはなっていないようです。

2008年09月09日 09:00 JST

台風13号(SINLAKU)がフィリピンの東で発生しました。今後しばらく北上しながら着実に発達するという予報が出ています。

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