台風200612号 (IOKE) ハリケーン名 = イオケ (IOKE)

2008年01月19日 11:00 JST

台風12号(IOKE)で大きな被害を受けた南鳥島の気象観測所ですが、あれからまだ復旧作業が続いていたようです。その工事中に不発弾が見付かったということで、南鳥島気象観測所における高層気象観測等の一時休止についてという気象庁のプレスリリースが出ています。本土から遠く離れた場所ということもあり、復旧作業もなかなか大変なのでしょう。

2006年09月29日 23:45 JST

台風12号(IOKE)で全島避難した南鳥島ですが、南鳥島気象観測所の気象観測再開についてによると、10月1日をメドに気象観測を再開するようです。

2006年09月15日 08:15 JST

台風12号(IOKE)で全島避難したウェーク島ですが、米空軍の初期調査によると、およそ70%の建築物が被害を受けたということです。さて、全島避難だったもうひとつの島、南鳥島の方はどういう状況なのでしょうか。

2006年09月08日 08:30 JST

台風12号(IOKE)は、ハワイ諸島の南方で生まれ、ゆっくりと西に旅して東経150度はなんとか越えましたが、それ以上は日本に接近することなく北へとスピードを上げました。北緯50度を越える長旅となったことから、ハリケーンから通算した移動距離は10000kmを越え、まれな長距離移動台風となりました。寿命についても通算すると17.8日を数え、これまでで有数の長寿台風ともなりました(継続期間の定義)。いろいろな面で記録的な台風だったと言えます。

2006年09月03日 21:30 JST

台風12号(IOKE)は東経150度に接近してきましたが、これまで多くの台風がこの付近の経度で北へと進路を曲げていきましたが、この台風もどうやら進路が北向きに曲ってきたようです。さらに、このあたりの緯度では台風の勢力を維持することも難しくなるため、日本に大きな影響を及ぼす可能性はしだいに下がりつつあるようにも思えますが、台風が接近しなくても海では大きな影響が生じますので、念のために今後も気象庁の最新情報には十分ご注意下さい。 なおこの台風は米国基準のカテゴリ分けにおいて、9月2日0600UTCまで「カテゴリ4」の勢力を維持していました。ハリケーンIOKEの時期から通算すると、8月24日1100UTC以来8日19時間もの間にわたって、カテゴリ4以上(カテゴリ5を含む)の勢力を維持していたことになります。これは、世界の歴代の熱帯低気圧の中でも最長記録なのではないか、という指摘があります(未確認情報)。 通常の場合はいくら台風が発達しても、進んでいるうちにどこかの陸地に上陸してしまうか、北に進んで勢力を維持することが難しくなるなどの理由で、台風200318号のように海の上をグルグル回るという特殊な台風を除けば、これだけの長期間にわたって勢力を維持するのは難しいものです。今回の台風12号は、ハワイ諸島の南方というかなり東の地域で発生し、ゆっくりと西向きに太平洋を横断したためになかなか大きな陸地に出会わず、また南北に経路をうねらせながら進んだために北への進み方が遅かったことが、これだけ長期間の勢力維持につながったのでしょう。

2006年09月02日 08:15 JST

台風12号(IOKE)は昨日午後あたりから少し形が崩れて眼もはっきりしなくなってきました。これまでと比べると、発達に適した条件が徐々に失われてきているようですが、上層と下層の風向の一致や高い海水温など、台風の発達に適した条件が整えば勢力を維持していくのは可能な状況で、気象庁からは多少の再発達予想も出ています。また暴風域などが拡大し始めていることを考えると、これはむしろ大型化が始まったと捉えるべきかもしれません。

2006年09月01日 18:00 JST

台風12号(IOKE)は8月31日0900UTC過ぎにウェーク島の沖合約30kmを通過しました。リアルタイムデータは途切れ途切れでしたが、読み取れる範囲では最低気圧934hPaを記録しています。 そしてウェーク島での全島避難に続いて、今度は台風の進路にあたる南鳥島(Wikipediaによる説明:日本語英語)で、島に滞在する約40人の全島避難が始まりました。気象庁によるプレスリリース「南鳥島気象観測所職員の一時島外避難について」によれば、台風の接近に備えて今日の午後には全員が島を退去したようです。また朝日新聞によると、1968年に南鳥島が米国から返還された後に、台風の接近を理由に島外避難するのは初めてということで、このことからも今回の台風が異例であることがわかります。 これまでに南鳥島に接近した台風のリストは、地名(緯度・経度)で検索の「南鳥島を中心に半径150kmで検索」で検索することができます。また、気象庁の昨日までのデータ(統計値)で、地域「東京都」、地点「南鳥島」、データ「極値」を選んで検索すると、南鳥島の歴代の極値を調べることができます。 両者を比較すると、返還後に南鳥島を襲った強い台風には、台風196913号(最大風速43.3m/s、最大瞬間風速58.2m/s)、台風197717号(最大風速37.6m/s、最大瞬間風速57.2m/s)、台風199720号(最大風速34.5m/s、最大瞬間風速47.6m/s)などがあることがわかります。しかし、気象庁が今回、全島避難を初めて決定したということは、台風12号がこれらの台風と比べて別格の強い勢力を保ったまま接近すると判断したのでしょう。 なお、本日は防災の日です。昨年の今頃はちょうどハリケーン・カトリーナの大災害の原因が徐々に明らかとなってきた時期でした。今年の大西洋地域は幸いなことに、まだ比較的穏かな日々が続いています。

2006年08月31日 12:30 JST

台風12号(IOKE)はようやく台風前線の画面の右端に姿を表してきました。画面を衛星画像に切り換えてみると、台風の眼とそれを取り巻く渦もはっきりと見ることができます。 今夜にも台風の直撃が予想されているウェーク島のリアルタイム気象観測データ(米国NOAA)によると、現地では気圧が急速に低下しはじめ、風速はすでに25m/s(瞬間風速では30m/s超)に達しています。

2006年08月30日 19:30 JST

台風12号(IOKE)は、非常にくっきりとした眼とその周囲をバランスよく円形に取り囲むぶ厚い雲という、まさに強い台風の典型的な形を示しています。中部太平洋ハリケーンセンターからは、ハリケーンIOKEは1960年以降のこの地域では、中心気圧では最低、最大風速では3番目に強いハリケーンであるとのコメントが出ていますが、台風はその当時よりもさらに発達しているようにも見えます。日別海面水温を見ても、しばらくの間は海水温が高い領域を進みそうで、気象庁の予報でもここしばらくは勢力を維持するという予報になっています。 この台風で災難を蒙りそうなのが、太平洋の真ん中にあるウェーク島です。台風がこのままの方向を保ちながら進めば、この島はあと1日ほどで猛烈な台風の直撃を受けることになります。Wikipediaによると(日本語版もありますが、英語版の方が詳しい)、この島(環礁)は面積が6.5km^2、最高地点でも6mしかないという小さく平らな島ですが、そこに最大12mの高波が押し寄せるということですから、島は高波でほぼ水没してしまうと予想されています。当然のことながら逃げ場がありませんので、島の住民(主に軍人)約200人はすでに全員オアフ島などに避難したそうです。 Google Earth版(*1)で台風の雲を見てみると、ウェーク島にはいよいよ台風の外側の雲がかかりはじめており、これから現地では壮絶な嵐が始まってくるのではないかと想像されます。現地の気象観測データが入手できれば参考になりそうですが、すでに観測も停止している様子です。 (*1)Google Earthで台風の雲の表示を消してみると、ウェーク島がどのような島なのかもよくわかります。

2006年08月29日 21:30 JST

台風12号(IOKE)は相変わらず強い勢力を保っていますが、台風の動きにはしだいに北向き成分が出てきているようで、このまま徐々に緯度を高めていくと、この勢力を維持することは次第に困難となってきます。 なお、東経(西経)180度線の東側でハリケーンを観測していたのは、ホノルルにある中部太平洋ハリケーンセンター(Central Pacific Hurricane Center)ですが、ここのデータと気象庁のデータをつなぎ合わせた台風(ハリケーン)経路図を以下に作成してみました。両方を合わせて経路情報を調べる際には、移動距離に3039km、継続時間に168時間を追加してください。

2006年08月28日 21:30 JST

台風12号(IOKE)はハリケーンから台風に変わった珍しい台風として話題になっています。こうした台風は過去にいくつあったのでしょうか。気象庁のベストトラックデータを参照し、少なくとも熱帯低気圧として東経180度より東の西経域に起源がある台風の個数を調べてみます。 まず地図で検索にアクセスし、緯度範囲を14±14度、経度を181±1度、カテゴリを2, 3, 4, 5, 7, 9(6以外)、上位検索数を50にして検索してみます。すると26個の台風が検索結果に表示されますが、よく調べてみるとこのうちの1つは東経域で生まれて西経域に入っていった台風ですので、結局のところ西経域に起源をもつ台風は25個ということになります。その中でも今回の台風12号は東経域に入ってきた時点で過去最強の勢力となっています。 また「地図で検索」で表示される経路図では、ほとんどの台風は東経150度より東側で、西から北、東へと動きを変えて日本から遠ざかっています。今回の台風については、JTWCの予想では東経155度付近までは到達するようですが、その後は果してどうなるでしょうか。

2006年08月27日 17:00 JST

台風12号(IOKE)が東経(西経)180度線に達して、ハリケーンから台風になりました。この名前IOKEは台風のアジア名ではなく、中部太平洋のハリケーン名をそのまま使っているものです。この地域からはるばる6,000km余りを旅して日本列島にまで到達した台風は、過去50年以上の記録を見てもさすがに台風199719号の1個しかありませんが、2002年シーズンの台風200217号台風200224号以来、4年ぶりに日付変更線を越えた台風として、今後の動向を見守りましょう。 ところでこのハリケーンは、トップページに表示されている気象衛星ひまわりの全球画像 (2048x2048)では、およそ1週間ほど前からキャッチされていました。以下のアニメーションでは、画像の右上に大きなハワイ島とそこから左へ連なるハワイ諸島が見えますが、ハワイ諸島の南に出現した雲の渦巻きが、次第に強力なハリケーンへと大きく発達していく様子がわかります。

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